当然の事ではありますが、人間は何かを食べないと生きていく事ができません。
現代日本においては、人間が口にするための「野菜」「果物」「肉」「魚」などは、農家などといった生産者の方々による、計り知れない努力により生産され、市場へと送られています。
それにしても、近年の日本は本当に便利で手軽な世の中になりました。
スーパーはもちろん、コンビニは24時間営業していますし、さらにはネット通販によりお金さえあれば欲しいものは何でも簡単に手に入ります。
しかし本来、農作物の出来具合や、食料が手に入るか否かというのは、人間の生死に直結するような重要な問題です。
簡単に食べ物が手に入ってしまうような時代だからこそ、子どもに対して、
食べ物を作る事の大変さや、喜び
食べ物を口にできる事への感謝や、生産者している方々への感謝
などを教えるために、「農業体験」をさせたいという親もいらっしゃるかと思います。
それに、近年の子どもは「忍耐力に欠ける」という話を聞く事もあります。
そういった意味でも、地味で疲れる上に、作物が育つまでに時間がかかる「農業」は、忍耐力を鍛える上でもうってつけです。
しかし、「農業体験」をさせる上で問題になるのが、
土地や畑
です。
特に都市部ともなると、農業体験どころか畑を探す事すら困難です。
そこで今回は、
都会や土地が無い家でも農業体験をする方法
などに関する話題です。
子どもに農業体験をさせたい親は多い
まず、
子どもに農業体験をさせたい親というのは非常に多い
ようです。
ほとんどの親が、子どもに農業体験をさせたい
下記の調査によると
100人中97人の親が、自分の子どもに農業体験をさせたい
と回答した事が明らかになっており、ほとんどの親が子どもに農業体験をさせたいと考えていると言ってよい結果となっています。
引用:あぐりナビ「子供にこそ農業体験して欲しい!その理由とは?」より
家族で作って、家族で食べる野菜は美味しい
そんな私も、以前は祖母が実家の畑で「じゃがいも」「大根」「白菜」「きゅうり」「トマト」などなど、色々栽培していました。
大変お恥ずかしながら、私はほとんど手伝った事がなく、あまり偉そうな事は言えないのですが(苦笑)、それでも一緒に収穫し、そのまま蒸かして皆で食べたじゃがいもは、格別に美味しかったと記憶しています。
やはり自分で汗を流して収穫したじゃがいもは格別です。
ただ、小学校でやった農業体験の方は、なぜだか正直あまり記憶がありません・・・
そういった意味では、家族で一緒に農作業をして、採れたものを皆で食べる、という所に大きな意味があるのかもしれません。
作りやすい野菜、育てやすい野菜は?
農業体験をする上で問題なのが、
どの野菜を作るか?
です。
もちろん、地域や気候によるところもあると思いますし、何より食べたいものを作れば良いとは思うのですが、そうはいっても、
野菜による難易度
というのもあるかと思います。
いきなり作るのが難しい野菜にチャレンジし、いきなり失敗してしまったのでは子どもの農作業に対する意欲を奪ってしまいかねません。
そういった意味では、
まずは作りやすい野菜、育てやすい野菜から入る
挫折ではなく、喜びから入る
というのが無難であるようには思います。
それでは、
作りやすい野菜、育てやすい野菜
にはどのようなものがあるのでしょうか?
「小松菜」「水菜」「チンゲン菜」などの葉物や、「はつか大根」
下記の記事によると、
季節を問わず比較的優しく作ることができる、「小松菜」「水菜」「チンゲン菜」などの葉物野菜
30日ほどの短期間で作ることができる「はつか大根」
などが、初心者向けの野菜として紹介されています。
初心者向けの代表格「葉菜」
小松菜、水菜、チンゲン菜などの葉物野菜は季節を問わず比較的優しく作ることができます。
ホームセンターにはいろんな種類の種が並んでいて、安価に入手できます。
種袋の裏面の説明通りに種を播いて、初夏の時期なら1週間〜10日ほどで双葉が発芽します。
初心者でも育てやすいおすすめの野菜「葉菜」/アグリメディア
そのまま成長させると本葉(その野菜本来の形の葉)が伸びてきます。葉が大きくなって混みあってきた部分から間引きます。もちろん間引いた葉も食べられます。
間引くことで残った株が大きく成長するので、しっかり育ったら収穫です。葉菜なら、初心者でも野菜づくりが簡単に楽しめます。
カラーバリエーションも豊富な「はつか大根」
実際には“はつか”ではなく30日ほどかかりますが、短期間で作ることができる野菜の代表格です。
最近は白だけでなく、赤丸、紅白などいろんな色のもあります。“カラフル5”という5色の種が混ざったものも売っていて、目でも楽しむことができます。
ピリッと辛い実だけでなく、葉もサラダとして美味しくいただけます。時期を分けて種まきすると長い間楽しめますよ。
初心者でも育てやすいおすすめの野菜「はつか大根」/アグリメディア
引用:ニコニコニュース「最短1カ月の野菜も!プロに聞く家庭菜園初心者におすすめの野菜」より
都会や土地のない家でも農業体験をする方法は?
しかし冒頭でも触れましたように、「農業体験」をさせる上で問題になるのが、
土地や畑
です。
特に都会や土地のない家では、農業体験をするにも肝心の畑を用意する事ができません。
しかし、
畑はレンタルする事ができる
というのをご存じでしょうか?
畑のレンタルサービス「シェア畑」とは?
は、畑を借りて無農薬野菜作りを楽しむことが出来る
畑のレンタルサービス
です。
東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫、京都
の農園をレンタルする事ができ、
栽培に必要な物は全て揃ってるから手ぶらで通える
無農薬野菜を自分で栽培できる
などといった特徴があります。
また、
アドバイザーのサポート付
のため、先ほどご紹介した作りやすい野菜、育てやすい野菜以外の栽培においても、失敗する可能性は格段に低くなるので安心です。
子どもに農業体験をさせたいという方はもちろん、老後の楽しみや健康のために農作業で体を動かしたいという方にもおすすめできるサービスです。
まとめ
今回は、
都会や土地が無い家でも農業体験をする方法
などに関する話題についてご紹介してきました。
たとえ自前で畑を用意する事ができなくとも、
のような畑のレンタルサービスを利用すれば、気軽に農業体験を行う事ができます。
もし、
子どもに農業体験をさせたい
自分で農作業を楽しみたい
でも、
畑がない・・・
という方は、
の利用も検討されてみてはいかがでしょうか?